[QuarkXPress奮戦記 vol.2]

文字組みをバッチリ決めたい(4)

■H&Jを使って文字詰めをしたら

 QuarkXPressには、英単語間隔、和文約物、かな間隔、漢字間隔、英字間隔をそれぞれ別々に指定できる「H&J」という機能がついている。これを使って主としてかな間隔を詰めたのが下のサンプル。よくわかるように行揃えは「上揃え」にしてある。

サンプル

※H&Jの設定値は「MAC POWER」(アスキー)1996年9月号付録「文字組版事典」を参照した。

 とても便利な機能だけど、これにジャスティファイを効かせると下のサンプルのようになってしまう。結局目に見えて「H&J」が効くのは最終行だけで、その結果そこにズレが生じている。その限りでは、トラッキングを使用した場合と同じだと思う。よくよく見ると、全体にデコボコした印象もある。

サンプル

 「H&J」は本文にではなくむしろ、見出し用などにカスタム化しておくのが有効だと思う。

(記/1996.10)

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