[QuarkXPress奮戦記 vol.3]

表組みのテクニックあれこれ(4)

■どうすれば訂正が楽か

 私の場合、同じ作業をするのに飽きてきたら、ときどき方法を変えて気分転換をはかることもある。結局、こうしなければならないという方法はなくて、ストレスをためないように状況に応じて使い分けることが肝心だと思う。
 いつも考えているのは、訂正が入ったときにどうすれば楽に変更できるかということ。一行削除されたり一列追加されたときに、どの方法が比較的楽に対応できるか。実はこれが、かなり重要な問題なのだ。ほとんどカケみたいなものだけど。
 削除や追加した行数だけ表のサイズが変わるのなら、どの方法でも比較的簡単に対応できる。
 列削除の場合は、タブを使用する方法3と4にはちょっと厳しいが、タブ設定を変更するだけで全体の位置を訂正できるという利点もある。
 表全体のサイズは同じで一行削除する場合、比較的対応しやすいのは方法1と3だ。一列削除なら方法2だろう。いずれも「複数アイテムの配置」が大活躍するのだ。
 考え方を変えてみると、表とテキストボックスを別々につくるということは、どこにでも好きな位置に文字やデータを入れることができるということ。作業は面倒で不自由だけど、自由な作表が可能になる。どうやら自由と不自由は紙一重のようだ。

(記/1996.12)

 方法2と3のところで「回り込み」について「『0』にしておく」としていましたが、「『なし』にしておく」に訂正します。「0」でも大丈夫ですが、ボックスが接する場合は「なし」にしておく方が安全です。(追記/1998.11.4)


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