「プリンタフォントの有無」を考える(1)
当サイトの「DTPフォーラム」やいくつかのDTPサイトの掲示板で時々話題になるものに「プリンタフォントの有無」に関することがある。プリンタフォントやATMフォントはあるのにきれいにプリントできなかったり文字化けする、というようなケースにからむことが少なくない。私もこれらの掲示板で勉強させてもらったが、いったいどんな仕組みになっていてどういう効果があるのか、今回はこれを考えてみようと思う。
■「プリンタフォントの有無」はどこにある?
QuarkXPress3.3の「プリンタフォントの有無」は特別メニューの中にある。これで表示されるダイアログで「検索」を実行するとプリンタに接続し、ダウンロードされているプリンタフォントをチェックする。プリンタフォントがあればそれを「有」にし、なければ「無」となる。
基本的にはこれを最初にやっておけば、あとはほとんどさわる必要はない。それだけにうっかり忘れがちだが、プリンタフォントを新たにダウンロードした時、あるいはアプリケーションを再インストールした時には再度「検索」する必要がある。文字化けプリントの原因がこの「うっかり」であるケースも少なくないだろう。
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バージョン3.3までXTensionで提供されていたこの機能はバージョン4.0でプログラムに組み込まれ、メニュー位置も「印刷」ダイアログ(「用紙設定」でも同じダイアログが開く)の「プリンタフォント」に移動した。表示も少し変わって、プリンタフォントがあるものにチェックマークがつく。変更があれば警告が出るようにもなったので、上記のような「うっかり」は減るに違いない。
さて、この普段はあまりさわることのない機能、いったい何を行っているのだろうか
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