[ひとりごと(1998.5.11)]

野寺夕子の写真展「臨月」

臨月
 以前エッセー欄で紹介したルポ・ライター、カメラマンの野寺夕子さんから、写真展の案内をいただいたので紹介しよう。
 その名も「THE LAST MONTH 臨月」。タイトルの通り、臨月を迎えた100人の女性のヌード写真集で、彼女が1996年に第33回準太陽賞を受賞した作品。同名の写真集がかもがわ出版から出版されている。

 彼女はこの写真集について、「男の人の撮る妊婦の写真では、柔らかくて優しくて、なんかちょっとどっしりとしたところだったりという写真しか撮れてないっていうのに、少し挑戦状みたいなつもりで撮ったんです」(季刊「ひろば・京都の教育」第112号、1997.10)と語っている。

 モデルの「半分くらいは、たとえば私が『妊婦ってグロテスクだよね。でもなんかしらんけど、けっこう気楽なとこあったよねー』って出会えた人でしょうね。妊娠したことがとっても幸せで美しいから、記録として残しておきたいという人も半分くらい」とか。
「生々しくないヌード写真を撮りたかった。性欲の対象にならないんですよ、妊婦は。それは女である私にとっては、すごく快感だったんですよ」(いずれも同誌)という彼女の写真展。仙台で開かれるので、お近くの方はでかけてみてはいかが?

日 時/1998年6月12日(金)〜14日(日) 午前10時〜午後8時30分(最終日は3時まで)
会 場/エルパーク仙台スタジオホール(仙台141ビル6F)
入場料/前売券500円、当日券700円
主 催/「臨月」写真展実行委員会
問合せ/022-234-3066、022-279-3963

(記/1998.5.11)


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