[えでぃっとはうすのときど記]

バッテリー騒動

 昨日の続きで、今日も取材に出かけた。21ある分科会の会場をまわって、記録写真を撮るのが主な仕事で、最後に講演の録音もある。
 昨日の反省から今日は念入りに持ち物チェック。イヤホンも入れた。念のため乾電池も準備。今日は歩き回るので、昨日はカメラケースまるごと持っていったカメラ関係は、デジカメとズームレンズ、ストロボという最小限にした。バッテリーパックは2個持った。

 今日の会場は大谷大学。知人がいたので何度か来たことがあるこの大学も、ほぼ20年ぶりとなれば、さすがに大きく様変わりしていた。
 順調に撮影。昼にデジカメのバッテリーパックを交換し、午後も順調。が、最後の分科会の撮影終了、と思ったら、突然プレビューが写らなくなった。見るとバッテリーが残り少ない。
 ウソやろ!? さっき入れ替えたとこやんか!
 充電アダプタを置いてきたことが悔やまれる。まずは1本目のバッテリーに戻してみる。ん? 替えた時の残量よりさらに減っている。大丈夫か? まだあと、講演の写真を撮らねばならない。今日もまた、額から汗が吹き出した。

 ニコンD100のバッテリーは長持ちする印象がある。同時に、インジケータで残量が減り出すと、一気になくなるような感じもする。あと10枚ほどだが、万一途中で止まったら困る。
 さてどうするか。講演まで1時間。家に帰るには往復する時間しかなく、充電する余裕がない。またそのために講演の時間に遅れたりすると極めてまずい。
 そや、会場近くの知り合いが確かニコンのデジカメだったはず、と思って訪ねたが、残念ながら規格が合わなかった。

「まだ点滅してへんやろ。まだいけるんと違う」
「そやろか。ようするに数枚撮れたらええねん。プレビュー見なかったらいけるやろか」
「カメラ屋さんで充電させてもろたらどや」
「そういう手もあるか。ダメもとで聞いてみるワ」

 しかしカメラ屋さんも期待はずれだった。こうなったら仕方がない。開き直って、残るバッテリーに賭けることにした。
 するとラッキーなことに、カメラは無事に動いてくれた。とにかく余計なことはしないでさっさと撮影し、あとは録音に集中した。
 帰ってからバッテリーを充電すると、問題の2本目の方は、どうやらバッテリー自体が問題ありのようで、キチンと充電できなかった。長持ちしなかったのは、そのためだったのだ。

 というわけで下は、本当は昼休みにサンドイッチを食べたのどかな鴨川の話でも書こうかなと思って撮った、鴨川河川敷から大文字を望む写真と、ひょっとして懐かしい人がいるかもしれない谷大の写真。

写真 写真

(記:2004/02/14)



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