[えでぃっとはうすのときど記]

MacOS X のセーフブート

 朝からG5・MacOS X 10.3.5の様子がおかしかった。ひんぱんに待機状態になって、カラーホイールが回りだす。しばらく待ってようやく動き出したかと思っても、アイコンやメニューをクリックすると再び待機状態になる。どんな作業をするにもイライラさせられて、極めてストレスがたまる動きなのだ。さっぱり仕事にならなかった。

 以前のMacならすかさず再起動、デスクトップの再構築やPRAMクリアなど定番と言われるトラブルシューティングを試みるところだが、MacOS X になってからそうした定番がよくわからないでいた。唯一「アクセス権の修復」というのは知っていたが、やってみたら1時間もかかった割に効果が見られなかった。

 しかしネットで調べてみると、僕が知らなかっただけでトラブルシューティングはいろいろあった。
 何をおいてもまずはこれでしょう、というのが「セーフブート(Safe Boot) 」。ようするにWindowsのセーフモードと同じようなものらしい。起動音後にシフトキーを押し、回転するギアが現れたら離す。ディスクの修復も行われるので、このモードで起動するだけでトラブルが解決する場合もあるという。

 さっそくやってみた。ギアが現れたのでシフトキーを離したが、このギアの回転が普段に比べて異常に長い。そのうちにファンがブーンとかなりの高回転になってきた。その状態が5分以上はあっただろうか。ファンの暴走でひょっとしてMacが破裂したりしないだろうか、とまじめに不安になった。電源を切ろうと何度思ったことだろう。
 しかし特にMacOS X になってから、やみくもに再起動するよりも、待っていれば回復するケースが多いので、きっと大丈夫だろうと思って待っていた。はたして期待通り、ファンが静かになったかと思うと「セーフブート」と記された起動画面が現れた。

 どうやら今回は、このセーフブートだけで問題が解決したようだ。そればかりか、メールの受信やWebページの表示など、以前よりキビキビしたように思える。ちょっとうれしい。

(記:2004/08/27)



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