[えでぃっとはうすのときど記]

G5がMacOS X 10.4.3アップデータでトラブル (5)

 ワンクリックするたびにカラーホイールが回り出して待機状態になる。しかも5分とか10分。普段なら数秒でたどり着くフォルダの階層まで数十分かかる。強烈なストレスだ。
 コンソールでシステムログを見ると「I/O timeout」という文字が数分おきに記録されている。どうやらこれ、もはや初期化するしかないというディスクにアクセスしている状態らしい。そんな状態のなかで、ひたすらデータの取り出しを行っている。

 実は昨日、当初はユーザフォルダをまるごとコピーし始めていた。しかし途中で、とにかく急いで取り出さねばならない重要ファイルを優先しようと気が変わった。で、そのファイルにアクセスしようと思ったら、とにかくワンクリックごとに待機だったのだ。これはたまらないし、この状態で大きなデータをコピーすれば、どれだけ時間がかかるかわかないと思えた。
 それで、その動きの鈍い状態をなんとかしようと悪あがきをしてみたわけだ。あちこち情報を探して、セーフブートやアクセス権の修復などやってみたが効果なく、次いでPRAMクリアをやってみた。すると、再起動でファンの高回転が始まって起動しない。なんてこった、最初のトラブルの再現ではないか。
 電源オフで強制終了して、改めて新しいディスクにTigerを再インストール。とんだ回り道になってしまった。

 しかし、クリーンインストールしたにもかかわらず、あいかわらず動きが遅すぎる。そのとき、サブモニタ用のビデオカードのアップデータが入っていないことに気づき、それが表示を遅くしているのではないかとかなり期待して処置をした。サブモニタは快適になったし、少しは効果があるようにも思えたが、残念ながら思ったほどではなかった。

 やっぱりディスクの損傷が激しいのが原因なのかとあきらめて、再びユーザフォルダのまるごとコピーを試みたが、「準備中」の段階で数時間しても変化がないことに気づいた。何か問題のあるファイルを含んでいるのかもしれない。そうなら仕方がないから、必要最小限のファイルを個別に取り出すことにした。ある程度のバックアップはあるので、全部を取り出せなくてもなんとかはなるわけだ。
 しかしそれは、ひとつひとつの操作に時間がかかることを意味する。昼過ぎになってようやく、最も取り出したかったファイルを取り出せた。ちょっとホッとしたが、必要なのはもちろんそれだけではない。引き続きやっているが、作業は遅々としている。

 実は今回のトラブル、そんなわけで待機時間が多い。その間に別の仕事をすればいいのだが、なかなか落ち着かないのが人情で、ここ数日、モニタを見ながらイライラしていた。時間はかかるが先もだんだん見えてきたので、ようやく合間に別の仕事をする気分になってきたところだ。

(記:2005/11/05)



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