QuarkXPressの単位と計測の怪(4)
■テキストボックスは計算式でつくるべし
テキストがピッタリ収まるテキストボックスを作るポイントは、結局のところ、QuarkXPress上で計算させるべし、ということに落ち着くだろう。
単位にQを使おうがミリを使おうが、あらかじめ計算した数値でテキストボックスを作るのではなく、「14Q×10」「3.5mm×10」などとメジャーパレットに入力してテキストボックスを作る。これだ!(これまでもやっていたことではあるが)
ただし、マスターページでマスターガイドを作る場合は、これは使えない。マスターガイドは、マージンの値を入力して作るわけで、いわば外堀を埋める作り方だからだ。
よってマスターページの場合は、天地左右の必要な数値を計算して入力し、天地のいずれか、左右のいずれかの数値から0.0001mmをマイナスする方法がベターだろう。これで、できるテキストボックスはパッチリのはずだし、表示される数値もきれいな値になっているハズだ。
なお、文字の単位にポイントを使っている場合は、何の問題もないようだ。計算結果を使ってポイント単位でテキストボックスを作っても、メジャーパレット上で計算させても、いずれの場合もピッタリ収まるボックスができた。
ふむ、ということはやっぱり換算がらみか。
(記/1998.6)
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