[QuarkXPress奮戦記 vol.17]

QuarkXPressの単位と計測の怪(4)

■テキストボックスは計算式でつくるべし

 テキストがピッタリ収まるテキストボックスを作るポイントは、結局のところ、QuarkXPress上で計算させるべし、ということに落ち着くだろう。
 単位にQを使おうがミリを使おうが、あらかじめ計算した数値でテキストボックスを作るのではなく、「14Q×10」「3.5mm×10」などとメジャーパレットに入力してテキストボックスを作る。これだ!(これまでもやっていたことではあるが)

サンプル
サンプル

 ただし、マスターページでマスターガイドを作る場合は、これは使えない。マスターガイドは、マージンの値を入力して作るわけで、いわば外堀を埋める作り方だからだ。
 よってマスターページの場合は、天地左右の必要な数値を計算して入力し、天地のいずれか、左右のいずれかの数値から0.0001mmをマイナスする方法がベターだろう。これで、できるテキストボックスはパッチリのはずだし、表示される数値もきれいな値になっているハズだ。

サンプル

 なお、文字の単位にポイントを使っている場合は、何の問題もないようだ。計算結果を使ってポイント単位でテキストボックスを作っても、メジャーパレット上で計算させても、いずれの場合もピッタリ収まるボックスができた。

サンプル

 ふむ、ということはやっぱり換算がらみか。

(記/1998.6)

<<BACKNEXT>>

][