京都は伏見だけでも20を超える酒蔵がある酒どころ。そんな京都府内の地酒を飲みながら、リアルタイムで綴るお酒の話。
おおむね月1更新。飲み手・書き手=小国文男
ネットで青森のお酒を物色していて、この蔵「桃川」が目に止まった。銘柄に見覚えがあったような気もするが、記憶は定かでない。ただ、今年の仕事で「桃川燕雄(ももかわえんゆう)」という実在した講談師の話を語る故マルセ太郎の立体講談に触れたことで、「桃川」という名前が脳裏に刻まれていたのだと思う。
全国新酒鑑評会で4年連続金賞を受賞している蔵だという。いくつかある銘柄のなかから大吟醸純米「佞武多(ねぶた)」を買ってみた。