京都は伏見だけでも20を超える酒蔵がある酒どころ。そんな京都府内の地酒を飲みながら、リアルタイムで綴るお酒の話。
おおむね月1更新。飲み手・書き手=小国文男
久しぶりに「蒼空」を飲んだ。このブログでは2010年6月にアップしているからそれ以来、2年近くぶりだ。この間、東北のお酒ばかり飲んでいたから、京都のお酒も久しぶりだった。
数日前に、娘が突然電話してきたのだ。
「いま蒼空の蔵開きに来てて、お酒買って帰ろうと思うんやけど、どれがいい?」
提示されたなかの「山田穂」は飲んだことがなかったから、ならばとそれを頼んだのだった。山田穂は、山田錦の母親にあたる米だという。