ローカルメールディレクトリ
買ってからまる7年を経た初代PowerMac7100は、インターネットをメインに、まだ元気に動いている。とはいえ、G3カードでクロック周波数を266MHzにまでアップしてはいるものの、いまや骨董品的スピード。それでもCATVで接続するネットはそれなりに快適だ。
しかし、内蔵ハードディスクが500MBで、しかもHSFというのはいかにも狭い。外付けハードも2GBしかない。なので、内蔵ハードにはとにかくシステムと必要最小限のアプリケーションしか入れていない。
それでも、狭い内蔵ハードの残り容量がどんどん小さくなっていくのに困っていた。原因はメールなのだ。
メールソフトは数年来、ブラウザに付属のNetscape Messengerを使っている。ところがこいつ、届いたメールや送ったメールのコピーを、すべてシステム内の初期設定フォルダにあるNetscapeフォルダにためていく。ひとつひとつは小さなメールでも、チリも積もれば大きくなる。
で、ハードの残り容量が小さくなるとよくエラーが起こる。だからいつも、たまったメールのなかから不要になったメールをせっせと捨てていた。けれどもイタチごっこ。
そんなところにこの前、十数メガの添付ファイルが送られてきた。「ゲッ、何すんねん!」というところだ。
何とかならないかと思っていたら先日、「ローカルメールディレクトリは、別のディスクにもできるよ」と教えていただいた。
「へっ、そんなことできたん?」
数年来の疑問が氷解してさっそく、くだんのメールフォルダをまるごと外付けハードに移し、ローカルメールディレクトリの指定をそちらに変更した。これでログもそのまま。なんだ、簡単やんか。
内蔵ハードは100MBくらい空きが増えた。これなら十分快適だ。
というわけでこのマシン、もうそろそろダメかと思っていたが、やっぱりまだまだ使えそうだ。