一太郎
ワープロソフト「一太郎」(Windows版)を買った。金曜日のこと。
実は100個以上の表を含んだ原稿が入稿していた。その半分ほどが「一太郎」で作られていた。Windowsのデータだが、これをPDFにしてMacにもっていき、Illustratorで加工してそのままレイアウトソフトに貼り付けようと考えた。
で、WinのWordで開いてみると、どうもプリントしたものと様子が違う。どうやら機能の違いにより、まったく同じには再現されないようだ。多少の調整を試みたが、なかなか大変だ。
さて困った。納期は翌日に迫っている。えらいこっちゃ。
誰か「一太郎」を持っていないかと考えてもみたが、持っていたとしてもPDFにするのにAcrobatが必要。これも持っている人となると、近くでは思い浮かばない。
デモ版でもあればとりあえず開けるか、と思ってネットで探したが、ない。かといって、一からレイアウトソフトで作るにはとうてい間に合わない。
そこでようやく思いついた。買えばよい。定価2万円。入稿してくる「一太郎」データも少なくないしこの際、背に腹は代えられない。
発売元のジャストシステムのHPを見ると、Wordなどの所持者に9,800円でのキャンペーン販売があるという。しかし2月から限定11万本。もうないかもしれない。
とにかく近くのニノミヤに走った。すると、ラッキーにもキャンペーン商品が残っていた。しかも9,200円。すぐに買った。
買うのに、所持していることの証明などは不要だという。ウソついても買えるやんか。まあ、販売本数を増やすための方策かな、などと思いつつ家路へ。
すぐにインストールを始めると、「このソフトは以下の条件の方のみインストールできます」とチェックが入った。インストール前に、確かに使っているかどうかを検索するらしい。
なあるほど、ウソついて買ったら損するようになっているのか。そりゃそうだよな、などと妙に感心。
おかげでなんとか「一太郎」の表はうまく変換できた。ついでにATOK14もついていたのでWinでの入力も慣れた環境に近づきそうだ。急な出費だったが、ま、いいか。
もっとも、結局納期に全部納めることはできず、一部を月曜まで持ち越した。おかげで金曜夜と日曜夜は完全徹夜になってしまった。「一太郎」のあとは、エクセルとの格闘も待っていたのだ。疲れた……。