十日ゑびす
昨日(11日)、新年会の二次会で祇園に流れたら、十日ゑびすで賑わっていた。京都ゑびす神社の祭りだ。けっこう遅い時間だったのに、縄手通りに露店が並び、手に手に笹を持った人たちでごったがえしていた。
数年前、取材でこのゑびす神社におじゃました。取材といっても資料をもらって写真を撮っただけの駆け足取材だったが、カメラや三脚をかついで汗だくで歩いた昼間のこの界隈は、夜の賑やかさとはうってかわって静かだった。その道が、祭りの時は「こんなに賑わうのか」となんだか妙に感慨深かった。
一軒寄ったあと、せっかくだからとお参りに行った。この日は午前0時までやっているという。僕は初めてだったし、これまたせっかくの縁起物だからと笹を買って、商売繁盛の札をつけてもらった。
実は、まず笹を買ってからいろんや縁起物の札をつけるのだという。僕は順番を間違えて「笹をあとから買ったヤツは初めてや」と連れに冷やかされた。
この笹、一つ3,000円也。商売繁盛の札は1,000円也。合わせて4,000円。これ自身がごっつうええ商売やんか、と思う。が、いろいろな縁起物の札をつけて笹を賑やかにすると、すぐに1万円、2万円になるという。つまり、僕のが一番ケチった状態というわけ。
さて、笹を持って帰ってきたのはいいが、けっこう場所をとる。本来は神棚に祀るものらしいが神棚がない。そこで、事務所の壁に貼ってみた。
大きな笹のわりに縁起物が少なくてさびしいが、儲かるように見守っておくれやっしゃ。