「触手」と「食指」
ある掲示板で、最近の言葉の誤用例として「触手が動く」が指摘されていた。
思わず「ドキッ」だった。
そこで『広辞苑』を開いてみると、次のように書いてあった。
触手が動く……野心を持ち、何かに働きかけようとする気持ちが起る。
食指が動く……食欲が起る。転じて、物事を求める心が起る。
おー、そーだったのか。僕はまさに「食指が動く」の意味で「触手が動く」を使っていたのだ。改めて勉強になった。
実は「ドキッ」としたのは、この「ときど記」も、わりと最近のもので「触手が動く」を使った記憶があったから。見直してみたら、やっぱり間違えていた。
ひょっとしたらその書き込みをした人、ここを読んだりしてないよな、と不安になりつつ、こっそり直しておいた。
どこかっていうのは、もちろんナイショ。