ボタンのせい?
「○○を、もっと目立つようにしてくれませんか」
Webページのクライアントからこんな注文がよくある。
今日は、メールフォームへのボタンがその対象だった。しばらく前には、メールアドレスをもっと大きく、という方もあった。
ははーん、思ったほどメールが来ないんだな、とは容易に想像できる。
しかし、目立たないからメールが来ないのだろうか。そんなことはないでしょ。
自分がホームページを見てメールを書いてみようと思うとしたらどんな時なのか、考えてみればいい。
よほど共感してつい感想が書きたくなったとか、あるいはよほど腹立たしくてつい抗議したくなったとか、そんな場合ではなかろうか。
そしてそんな時は、メールアドレスであれメールフォームであれ、設置がされているなら、その気になってディスプレイを探せばことさら目立たなくてもすぐに見つかる。
実際、僕のページのメールフォームの入り口はトップページの下の方でまったく目立たないが、それでも月に何通かはこれでメールがやってくる。
だから、メールが来ないのはボタンのせいではなくて、つまりそれがそのページの評価なのだと思うわけ。
けれども作っているのは僕なので、そんなことを言うと天にツバするようなことになるわけで、だからいつも注文通りに訂正するんだよね。ははは、はぁ……。
ノースモーキング48時間。