染屋町寄席
京都南座の四条通りを挟んだ北向かいには、かつて「北座」と呼ばれた芝居小屋があったという。それにちなみ、ちょうどそのあたりにあたる井筒八ツ橋本舗の5階に「
北座」と名づけられたギャラリーがある。
そこで
桂都丸ら
桂ざこば門人による「染屋町寄席」があるから行かないか、と先日の地酒列車でいっしょだった方から誘われた。聞けば都丸師匠となじみだという。
もとより落語は好きなので、喜々として出かけた。昨日のこと。
演者は、桂ちょうば(子ほめ)、桂都んぼ(ふぐ鍋)、桂都丸(不動坊)、そして桂ざこばも来るとあっていつもより参加者が多く、90人ほどになったという。そう広くないギャラリーはいっぱいだった。
数年ぶりのナマの落語だ。しかも間近。ほんの数メートル先に演者がいる。さすがの臨場感で話にも引き込まれ、涙が出るほど笑った。
終演後、地酒列車のメンバーとともに都丸師匠とごいっしょさせていただいたうえ、師匠から落語のCDをいただいた。さっそく聴いている。
ただ実は、「不動坊」の落ちがよく理解できなかった。師匠は目の前だけれども、まさか聞くわけにもいかない。いずれまた、同じネタに出合ったときにじっくり聞くとしよう。
みなさんと別れた後、仕事がらみもあって2軒ほどまわった。おかげで今日は1日中寝ていた。
ちなみにこの寄席、毎月2回、第2、第4金曜日にこの北座で開催されている。来年の1月以降は、2、5、8、11月が月2回、それ以外は月1回、第2金曜日のみになるという。木戸銭1,500円、午後7時開演。
ノースモーキング5週間。