1年ぶりの神戸
1年ぶりに、仕事で神戸にでかけた。実は今日は、去年手に入れたニコンFMの仕事デビューだったのだ。望遠ズームレンズも買って機会を待っていたが、ようやく使える日がやってきた。
以前から、神戸では舞台写真を撮ることが多かった。むろん、その団体の機関紙用の写真だからようするにスナップ写真だし、僕にはそれくらいしか撮れないのだけど、一番困っていたのが音だったわけ。
和太鼓などは音にかき消されてしまうのでまだいいのだが、合唱などだと静か。古いカメラだし、そんな時はシャッター&モーターの巻き上げ音がものすごく響くのだ。
だから、モータードライブではないカメラがほしかったのだった。
さて現場。ニコンFMは、思っていたよりシャッター音が大きかった。やっぱり古いからかな。それでも、モーター音がないのはかなりよい。
今日は、ギターのソロ演奏があった。演奏者一人、ギター1本、ナマ演奏。観客は水を打ったように静か。1曲目の演奏中にシャッター切ったら「バシャ!」。会場中に響きわたったかと思ったほどだったので、以後演奏中はあきらめたが、これにモーター音が加わっていたらと思うとゾッとした。
しかしまあ、全体として音的にはおおむね良好だった。撮り終えたフイルムも手で巻き戻すから静かだし……。
問題は、ちゃんと写っているかということ。なにしろ手動だから。特にピントはかなり怪しい。露出もどうなっていることやら極めて不安だ。うーむ……。