ストレーナ
トイレの水タンクへの給水が心細くなってもう数年になる。まったく出ないのではないが給水に時間がかかるので、連続使用する場合などはちょっと困るわけだ。 タンク上部の手洗い用の蛇口からは、ずいぶん前にすっかり出なくなってしまった。ときどきタンクのフタをあけて覗いてみたが、どこをさわればよいかよくわからない。これって、修理を頼んだらどれくらいするのだろう、と思っていた。
昨日、世話になっている企業組合の創立50周年祝賀会で、隣に座った住宅設備関係の仕事をしているおじさんに聞いてみた。 「タンクの入り口にフィルターがあるんですよ。それを掃除してやればいい。それだけですよ」 「へえ、そうなんですか。私、タンクの中ばかり見てました」 さすが専門家、いかにも簡単そうにおっしゃる。
そこで今日、仕事の合間にさっそく挑戦することにした。タンク横のパイプを見ると「ストレーナ」と書いたシールが巻いてある。なるほどこれだな、と思ってナットをゆるめると、中からそれらしきものが出てきた。 真ん中には細かい金網のようなものが入っている。確かに詰まっているようだ。いわば20年近い水垢か。とりあえずドライバーでかき出したら、金網の目が見えるようになった。
それを元に戻すと、水が勢いよく給水され、タンクは1分で満タンになった。久しぶりに見る水勢はちょっと感激ものだった。 写真は洗ったあとのストレーナ。黒いのはパッキン。
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