[えでぃっとはうすのときど記]

「届いた」メール

 プレゼントを実施しているWebサイトの方と話している時だった。
「賞品を送ったら、だいたい『届きました』とか『ありがとう』とかのメールが届くんですが、ある月はそれが1件もなかったんですよ」
 話す表情からみて特段非難している様子ではなかったが、そういえば僕も物を送ってまったく反応がなかったことがある。届いたのかどうかさえもわからないわけだ。と同時に、気がついた。
「プレゼントとはちょっと違うでしょうけど、そういえば僕も、ネット通販なんかで買ったものが届いても、そういうメール出したことないですワ」

 僕のところには原稿データなどもメールでよく届くので、できるだけその都度「確かに届きました」とひとことだけでも返信することにしている。それ自体は不愛想なメールなのだが、安否が分かっていいだろうと勝手に思っている。

 それなのになぜ、通販で買った店に対しては出さなかったのか。
 ひとことで言えば、そういうメールは不要だと決め込んでいたわけだ。だって、通販そのものはネット以前でもよく利用したが、商品が届いたからといってお礼の手紙を書いたり電話したりしたことなど一度もない。
 それに、そんなメールがたくさん届いても相手に迷惑ではないか、などとも思っていた。実際、手広く商っているところだとそうだと思う。

 そんな先日、探し物をしていてネットオークションを初めて利用した。もっとも、すぐに買える品物だったのでオークションしたわけではないし、相手もお店だったので、実際にはネット通販と変わらない。
 で、その商品が届いた時に「届きました」とメールを送った。それをきっかけに、何度かやりとりができた。
 今日は今日で、昨日注文したメーカーから発送通知が届いたので、たぶん明日には商品が届くだろう。別に埋もれてもかまわないから、短い「届きました」メールを送っておこうと思っている。

(記:2004/04/19)



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