ニフティサーブを休会す
先日＠niftyを休会した。といっても僕には実は、＠niftyには二つのIDがある。ひとつは最初に加入した旧ニフティサーブの、もうひとつは後にいっしょになった旧infowebのものだ。そのうち旧ニフティサーブの方を休会にしたので、現実問題としても＠niftyのIDはまだある。だから僕としては、＠niftyではなくてニフティサーブを休会したという感覚なわけだ。
ニフティサーブに加入したのは、かれこれ10年近く前のことだろうか。いわゆる「パソコン通信」時代の頃だ。コマンドラインのような、とにかく文字列しか表示されない画面を見ながら、当初はネットの向こうの情報にワクワクしたものだった。
でも実はすぐに飽きてしまって、あまりアクセスしなくなった。そもそもその文字列ばかりの画面が好きになれなかったし、人気のフォーラムも、めぼしいフリーソフトをほしい時に臨時で登録したのがいくつかあった程度だ。なんというか、すでにたくさんやりとりされたログを読むのも面倒だったし、議論に加わろうという気も起きなかった。
そして、メールもいつしかチェックしないようになった。実際、あまりメールが届くこともなかった。
ところが、僕がインターネットにアクセスするようになり、とりわけ自分でWebページをもつようになると、とても嫌いだったニフティのフォーラムのようなことを掲示板として始めていたのだから、なんだかおかしい。
その後ニフティもインターネットでアクセスできるようになった。infowebといっしょになった後も二つのIDを併用していたのは、やはりニフティの情報量ゆえだろう。旧ニフティサーブからの会員ということで、いざという時にフォーラムなどで情報を調べられたことや、シェアウェアなどの支払いが楽にできたことも少なくなかった。
けれどもとうとう、infowebのWebサーバもこの8月で終了になるという。CGIスクリプトの使用がほとんど自由にできたサーバだったのでかなり長期にわたって利用してきたが、僕のサイトもレンタルサーバに移行し、旧infowebの会員としても、その必要性はもはやない。
そんなわけで、たぶんここ数か月の間に＠niftyは完全に休会にするつもりだ。その第一段階としてのニフティサーブの休会なのだが、こんなふうな、ちょっとした感慨がある。
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