デジカメのホコリ
デジタル一眼レフカメラの弱点として、フイルムに該当するCCDにホコリがつきやすいと聞いていた。実際には、CCDの表面に装着されている「ローパスフィルター」と呼ばれるモアレ防止用フィルターにつくホコリが問題なようだ。そんなわけでニコンD100を買った時も、特にレンズ交換時には必ずスイッチを切るよう言われていた。スイッチが入っているとホコリがつきやすいらしい。
そうは言っても、うっかりスイッチが入ったままレンズ交換をして、あとで気がつくというケースは少なくない。そんなせいか先日、写真のスミにホコリのようなものが写り込んでいるのに気がついた。複数の写真の同じ位置にある。レンズをブロアで掃除しても、レンズを交換しても同じ位置に出るので、これはレンズではなく本体側、件のホコリだろうと思われた。
カメラ屋さんに持ち込むべきかと思ったが、ネットで情報を探してみた。すると、必ずしも自分でできないことはないらしい。しかもマニュアルに書いてあるという。 さっそくマニュアルをめくってみると、確かに解説してあった(傷つきやすい部品なので、できるだけサービスにまかせるよう注意書きもあった)。必要なものはACアダプタ。作業中にバッテリーがなくなるのは極めてマズイらしい。 たまたまACアダプタは買ってあった。バッテリーがすぐになくなるような話だったので求めたのだが、思った以上に長持ちするのでほとんど出番がなかったものだ。
マニュアルに従い、電源をオフにしてレンズを外し、ACアダプタをつなぐ。スイッチを入れ、メニューから「クリーニングミラーアップ」をオンにすると、ボディの中でミラーが上がった。ローパスフィルターをのぞき込むと、確かに写り込むあたりに小さなゴミを発見。ブロアでシュッとやると、うまい具合に飛んでくれた。 ブロアもあまり近づけないのがいいらしい。1〜2回で飛んだので、それ以上余計なことはせずにさっさと終了。電源をオフにするとミラーが下がり、最後にACアダプタを抜く。 さっそくレンズをつけて試し撮りをすると、それまで写り込んでいた位置からホコリは消えていた。OKだ。
|