パケット通信て何?
先日Vodafoneを使ってiBookをネット接続する際に設定した「パケット通信」だが、実はこれ、これまで何のことかよく理解していなかった。コマーシャルでも「バケット定額制」がどうのこうのとよく聞くが、関係ねーやと思っていた。いきなり現実問題として迫ってきた感じがして、しかも料金が高いとも聞くので、少し調べてみた。 すると、インターネットそのものがパケット通信網なのだという。なんや、関係ないどころか10年来関係していたのではないか。ただ、通信料金を課金する単位としてパケットを考えると、比較的新しい仕組みのようだ。
IT用語辞典などによると、パケットとはようするにデータを小分けしたものらしい。一つひとつの小分け量は可変するのが主流らしいが、「Mac People」には1パケット=128バイトとも書いてあった。 概要がわかればいいのでとりあえず128バイトとすると、1キロバイト(1024バイト)は8パケットに、1メガバイト(1024キロバイト)は8192パケットになる。で、パケット通信料というのはこのパケット数に料金単価を掛けるわけだ。
電話回線などでインターネットに接続した場合、課金される単位は通信時間だった。とにかく回線速度が遅いほどこまめに切ってはローカルで読み、また接続して次の情報にアクセスする、といったことをしていた。だから、ブロードバンドの常時接続・固定料金になって時間を気にしなくてよくなったし、高速通信のおかげで多少大きなデータでも送受信のストレスが少なく、ずいぶん快適になったと思う。 ところがこのパケット通信料というのは、大きなデータをやりとりすれば、その通信時間が短くても料金は高くなるわけだ。
携帯の料金体系はなんだか複雑でよくわからないが、特に割引きプランを利用しない時、パケット通信料はメーカーによって1パケット=0.1〜0.2円程度らしい。たとえば0.2円として、このごろメールに1メガほどの画像を添付してくるケースはよくあるが、これを携帯経由でパソコンで受信すると、それだけで1,600円超の通信料金になるわけだ。 むろん割引きサービスがあって、メーカーやプランによっては数万〜十数万パケットまで無料になり、超過分も0.03〜0.07円程度などいろいろみたいだ。また共通して、こうしたデータ通信では定額制が利用できないらしい。
とにかく仕組みがよくわかっていなかった僕は、それでもすすめられて一番廉価なレギュラー割引きプランをつけていた。1,200円まで無料で超過分は1メッセージ=0.07円という。1,200円が何パケット分で、1メッセージと1パケットがどう違うのかがよくわからんが、いずれにせよ、とにかく大きなデータは要注意なのだろう。 すると携帯を使ってメールチェックする場合、添付ファイルがあったらすぐ中断するくらいでないとあかんのやろか。重いWebページも即中断とか、画像なしで見るとか……。うーむ、これって不便でないかい?
総務省にこんなページもあった。
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