内蔵モデムとBluetoothの不思議な関係
帰省中の田舎でのメールチェックは普通の電話回線だ。ADSLなどサービス対象外だし光など見えもしない。携帯だってボーダフォンは、家に入れば圏外になる。 この唯一の頼みの綱をiBook(MacOS X 10.3.8)につなぎ、いつものようにネット接続したら、どうも様子がおかしい。電話が反応していない模様だ。そればかりかiBookが操作を受け付けなくなって、再起動しかできなくなってしまった。 さて困った。ネットにつながらないとなんだか陸の孤島にいるような気分になる。すっかりネット依存症だ。
最初はハードを疑ってモジューラーコードを変えたり、あちこちつなぎ直したが同じだ。どうやら問題はiBook側にあるらしい。前回は約1か月前、何の問題もなく接続できていた。その後の大きな変化は、携帯用にBluetoothの設定をしたことだ。 Bluetoothをオフにしてみたが、やっぱり同じだ。内蔵モデムのスクリプトが壊れたか。モデムスクリプトはライブラリ内のものが使用されているようだが、システム内にも同じものがあったので試しに差し替えてみた。しかし同じだった。 携帯が圏外だから役には立たないが、Bluetoothでのネット接続そのものは正常なようだ。携帯の圏内に移動してアクセスするしかないのか。 たぶん何かが内蔵モデムの邪魔をしているのだろうが、わからない。
ひと仕事して、もはやほとんど諦めて何気なくメニューをながめていると、Bluetoothメニューの「検出可能にする」にチェックが入っているのが気になった。携帯などのBluetooth対応機がiBookを検出できるようにするためのものだ。さしあたって必要ないのでオフにしてみた。 諦めていたから電話線もはずしていたが、試しにモデム接続をオンにしてみると、もちろんアクセスしないがクラッシュせずに終了できた。ということはもしかして、とコードをつないでアクセスしてみると、電話が反応した。うひょっ、つながった!
どうやら邪魔をしていたのはこの「検出可能にする」だったようだ。Bluetoothをオフにしてもダメだったのに、オンのままこのチェックを外すだけでOKになるのがちょっと解せないが、まあいいや。陸の孤島から脱出できたのだから。
※追記 解せないと思ったら、翌朝になってBluetoothでのアクセスをしたら、その後また内蔵モデムでアクセスできない同じ症状が再発した。アクセス権の修復も試みたが効果なしだったし、京都に戻って試しても同じ症状だ。 ちなみに、先日アップしたMacOS X 10.3.8と関係があるかと思ったが、同じシステムのG5の内蔵モデムは問題ない。やっぱり、内蔵モデムとBluetoothの相性が悪いのだろうか。わからん……。
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