Tigerの使用感覚え書き
MacOS X 10.4 Tigerを使い始めて1週間あまりがたった。これまでに気が付いたことをいくつか書き留めておこうと思う。
まず、Virex7.5.1の起動時にエラーのアラートが出たり、eUpdateができなくなった。ネットで情報を探すと、どうやらTigerには対応しないらしい。実際「.Mac」からVirexのコンテンツそのものが消えていて、サポート情報だけしか残っていない模様だ。 アップルのTech info Libraryには5月3日「Virex のアンインストール方法」が掲載された。ようするに、削除すべしということらしい。 僕はこれより前、「Spotlight」でVirex関係ファイルを検索して片っ端から削除する方法でアンインストールした。この前はあまり使わないだろうと書いた「Spotlight」だが、こういう時には大いに役立つ。 するとOSの起動や、MailやSafariといったOSに付属してきたアプリケーションの動きが驚くほど早くなった。その意味ではVirexはこれまで、けっこうブレーキになっていたのではないかと思えた。
もっとも、ウイルス対策が何もないというのも不安なので、とりあえずは問題ないらしいという情報を得て、少し古いVirex7.2.1を入れた。すると7.5.1のようなエラーはないものの、やはり動きが少し遅くなったように思う。できるだけ早いうちに、別のウイルスソフトに替えようと思う。 それにしてもこれには「.Mac」利用者からもかなり不満の声が出ているようだ。
次に、たとえば印刷しようとしてダイアログを開いてプリント部数などの数値を打ち込もうとするとき、キーボード入力を受け付けないことがある。見ていると、どうやら日本語入力モードで起こり、USなどの欧文モードでは起こらない模様だ。 しかし「ことえり」では起こらない。ではATOKのせいかと思ってジャストシステムのページを覗いたら、うちのATOK15は10.4での動作保証外だった……。
また、起動時に「キーボードを識別できません」とアラートが出て、指示通りの操作をしてもギアが回りっぱなしになって先に進まないことがあった。もともと外付けキーボードなのに、内部キーボードとか外部キーボードとかちょっと不可解な指示があるし、実際にはキーボードは認識されているようだ。 変だなと思っていたらこれ、どうやらiMateをキーボードと認識し、その種類を識別しようとしているようだ。はたしてiMateを外したらこのアラートは出なくなった。なるほど、これでは識別しようにも先に進めない道理だ。 iMateの先にはQuarkXPressのドングルをつけているのだが、iMate単体でつないでも同じ症状が出たから問題はiMate。すると10.4ではiMateを介してドングルをつなげない、つまりiMateを介してのQuarkXPressの利用はできない、ということになるだろう。
その他、スクリーンショットのファイルフォーマットがPDFから「.png」に変わっていた。
5/11追記とお詫び これまでOS X 環境でQuarkXPressを使用したことがなかったこともあり気づかなかったが、よく考えたらiMateの誤認識の原因はドライバの問題ではないかと思い、iMateの「ドライバ MacOS X 1.5.3」をダウンロードしてインストールしたら、正しく認識されるようになった。早まって誤った情報を書いてしまったことをお詫びします。
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