[えでぃっとはうすのときど記]

G5がMacOS X 10.4.3アップデータでトラブル (4)

 トラブルで起動しなくなったTigerの修復作業はまだ続いている。
 実は、始めていたディスクイメージでのバックアップもやめてしまった。新しいディスク上のシステムも、なんだか動きが緩慢になったような気がして、やっぱりそのままコピーしたのでは問題もいっしょに持って行くのではないかと考えてしまったのだ。

 そこで、またまたディスクユーティリティで修復しようとするのだが、なかなかうまくいかない。そんなときにふと気がついた。アップルのサイトに、Tigerには対応するディスクユーティリティを使用すべしとあったことを思い出したのだ。おなじTigerでもバージョンが違うと、ディスクユーティリティも違うかもしれない。
 そこで比べてみると、新しいディスク上のMacOS X 10.4のディスクユーティリティはバージョンが10.5、iBook G4の同10.4.3のディスクユーティリティはv10.5.3だった。それならと、このためだけに新しいディスク上のTigerも10.4.3にすることにした。
 アップデートは特に問題なく進み、再起動時にファンが高回転することもなく、なんだかあっけなくできた。このことから考えれば、元の内蔵ディスクは、いろいろと問題をはらんでいた状態だったということなのだろう。

 懸案のディスクユーティリティを操作すると、ちゃんと反応する模様だ。実は先に「ディスクの修復」をしようとしたとき、「マウントの解除ができませんでした」というメッセージが出ていたのだが、僕はこれの意味をよく理解できていなかったようだ。今回は、ディスクユーティリティにある「マウント解除」ボタンで解除したらうまくいって、「ディスクの修復」作業も動き出したのだった。だからもしかしたら、バージョン問題ではなく、僕の操作がまずかっただけかもしれない。
 ただ、先の場合は失敗後、ディスクのアイコンが白紙になってしまった。今回はアイコンはそのままで、テキストがグレーになった。一度失敗のメッセージが出ても、しばらく待っているとデスクトップからボリュームのアイコンが消えてマウントが解除されるなど、実際には作業が進んでいたりしたから、やはりバージョンも関係するのかも、とも思える。

 このディスクユーティリティで、元の内蔵ディスクの「ディスクの修復」にかかる。起動ディスクでないボリュームは、けっこう時間がかかったが、結論的にはやはり問題がなかった。起動ディスクは、作業を始めてすぐに、次のようなメッセージが出て作業が中断してしまった。

 「基になるタスクが失敗したことが報告されました」

 何度か繰り返してみたが、同じだった。アップルのサイトで情報を探すと、「ごくまれ」なケースで、ディスクユーティリティでは修復不能なようだ。他社製のユーティリティを使うか、できるだけデータをバックアップし、システムを消去してイントールせよという。

 あらまー、である。やっぱり、電源オフでの強制終了を何度か繰り返したのが悪かったのだろうか。
 こうなったら仕方がない。とにかく必要なデータをバックアップして、システムを入れ替えよう。あらためて起動ディスク内のデータを見てみると、先にはファインダーが応答しない状態であきらめたが、これもしばらく待っていると復活して表示される。フォルダ内に進むたびに待機させられるのでまいったが、おかげでアクセスできないと思っていた仕事のデータも存在が確認できた。
 これまでのMacのシステムトラブルでもデータに影響したことはないから、たぶん大丈夫だろうと思っている。

 というわけで、現在はデータのコピー中である。時間がかかろうがどうだろうが、とにかく引っ張り出さないと困るから、やるしかない。さて、今度は何時間かかるだろうか。

(記:2005/11/04)



][ときど記