気に入った録音ツール WireTap Pro
いまの仕事を始めた頃、初めて買ったツールが小さなカセットテープレコーダだった。以来十数年、ICレコーダなどには目もくれずに使ってきたが、どこかで落としたのか角のあたりが割れている。そのせいかどうかはわからないが、どうやらノイズが入るようになってきた。ちょうど録音しなければならない仕事があったので、どうしようかと考えていた。
この際だからICレコーダを買おうかとも考えた。でもMac対応のものは少ないと聞く。再生してMacで録音すればいいが、いまひとつスマートでない。とはいえこれまでも、カセットからMacに録音していたから同じことなのだが……。 ただ、うちにはMacOS X 対応の録音ソフトがない。そこでアップルのサイトのダウンロードソフトを探したところ、WireTap Proなるシェアウェアが見つかった。さっそくダウンロードしてiBookに入れてみた。オリジナルのサイトが英語だったので英語版かと思ったら、ソフトは日本語だった(あとで日本語の解説サイトも発見)。
iBookの内蔵マイクは使い道がないという話も聞くが、そういえば僕も使ったことはない。WireTap Pro で内蔵マイクを使った録音を試してみた。なかなかクリアだ。これならいい。シェア料金19ドル。この際だ、買った。 iBookにはライン入力端子がないので、サンワサプライでUSBオーディオ変換アダプタも購入。これで外部マイクもつなげるし、カセットなどからの録音もできる。
さて本日、件の仕事でスタンドマイクからカセット録音しつつ、予備としてiBook録音を試してみた。約3時間、バッテリーも間に合った。200人程度収容ホールでスピーカーの音を内蔵マイクで収録したものだが、思った以上にきれいに録音されていた。逆にカセットの方が、途中でノイズが入ったりして不調だった。 これなら今後、マイクをiBookにつないで録音に使おうかと思っているほどだ。テープ反転時の空白が生まれないし、直接ハードディスクに保存するのでコピーの手間も省ける。 ただ残念なのは、大きくて重くて場所を取ること。この欠点がなんとかならんやろか、と思っているところだ。
なお、要するに声さえ録音できればいいので同じダウンロードサイトにあった声録(koeroku)も試したが、こちらはインストールできなかった。Tigerには未対応なのかもしれない。
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