サイクルメーター
僕は車を運転している時も、時計を気にする方だ。同乗者が何か物を置いて時計が見えなくなるとなんとなく落ち着かないから、いつも無意識に見ているのだと思う。 どうやらそれは自転車に乗っていても同じようだ。なのでこれまで、腕時計をハンドルに巻いて乗っていた。腕につけていると汗でベトベトになるので、ハンドルにつけるのがちょうどよかった。
しばらく前にそんな話をしていて、時計もついているメーターが2,000円くらいであると聞いた。耳よりな話だ。そのうちに、買った自転車屋さんでつけてもらおうかと思っていた。昔の感覚だと、メーターの取り付けは素人には難しそうな気がしていたからだ。 今日、ホビーショップに買い物に行ったついでに自転車コーナーを覗くと、「サイクルメーター」なるものが目にとまった。スピードはもちろん距離も消費カロリーも計れて時計にもなり、1,980円。ははーん、あの話はどうやらこのことらしい。で、取り付け作業にやや不安はあったが、買ってしまった。
説明書を読むと、車輪のスポークにボタン電池のようなマグネットをつけ、その回転をフォークに取り付けたセンサーで感知して、速度等を計る仕組みだ。昔は車輪の回転をケーブルでメーターに伝えていたと思うが、なるほどこれなら僕にも取り付けられそうだ。 で、コードの取り回しがややいまいちだが、まあなんとか取り付け完了。スポークのマグネットが飛んでいってしまわないかやや不安だが、少し走ってみるとスピードメーターは無事に動いた。 マグネットとセンサーの距離は結構微妙なようで、これが離れすぎているとメーターは動かない模様だ。
ほんの少しだけ乗ってみた。不思議なもので、時計もメーターもあると、やっぱりメーターの方を見たくなる。同時に表示してくれればいいのにと思うのは、ぜいたくな望みだろうか。
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