[えでぃっとはうすのときど記]

保存日を9時間進めた意外な犯人

 僕はずっと、相手のマシンの日付&時刻の設定の問題だと思っていた。ネットで送られてくる圧縮ファイル(.sit)をStuffit Expanderで解凍すると、ファイルの保存日が翌日など未来になっていたからだ。しかも以前、一度相手に指摘したら「このごろマシンの調子が悪くて」というような返事が返ってきたので、ますますそうだと思っていた。

 最近も同様のことがあった。しばらく前から気になってもいたので、同じように指摘をしてみた。すると、日付&時刻の設定は正常だと返事が返ってきた。
 ならば別問題だ。圧縮してメールに添付し、ネットを通ってメールで受けて解凍する、という流れの中に原因があるように思われる。そこで、この間の同種の圧縮ファイルと解凍ファイルをチェックしてみると、同じケースが他にもみつかった。
 僕は通常、ネットはMacOS X 環境で接続している。メールのやりとりも、送られてきたファイルの解凍などもMacOS X 上だ。なので試しに、そのファイルをMacOS9.2.2上のStuffit Expanderで解凍してみた。はたして、正しい保存日で解凍された。
 なんてこった。問題は先方ではなくて、僕の方だった。

 Stuffitのバージョンは9でも10でも11でも、マシンはG5でもIntel MacBookでも、まったく同じ症状だった。そこでネットで情報を検索してみると、あった
 ようするに、MacOS9.x以前の環境で作成された.sitファイルを、MacOS X 環境のStuffit Expanderで解凍すると、ファイルのタイムスタンプに9時間プラスしてしまうというのだ。Stuffit Expanderの不具合らしい。9時間というのはグリニッジ標準時との差だ。

 とりあえず、進んだ9時間を元に戻すというスクリプトが公開されていたのでダウンロードした。とはいえ、早期に修正版がリリースされることを期待したい。

(記:2006/12/20)



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