[えでぃっとはうすのときど記]

Photoshop CS3 のパブリックベータ版

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 しばらくぶりにAdobeのサイトにアクセスしたら、Photoshop CS3 のパブリックベータが英語版で配布されていた。Intel Mac対応版のようだ。プレスリリースを見ると年末の12月15日からだった。ちょっと出遅れたが、ダウンロードしてMacBookにインストールしてみた。CS2のシリアルがあればCS3ベータ用のシリアルを発行してもらえるので、それで正式リリースまで使えるらしい。MacBookでもPhotoshopが使えたら、と思っていたところだったので好都合だった。

 せっかくなので、G5のCS2と比較してみた。いわゆるベンチマークテストについて詳しくは知らないのだが、とりあえずアプリケーションの起動時間と、同じファイルを開く時間を比べてみることにした。

・マシン環境
 G5=PowerPC G5/2GHz、メモリ1.5GB、ビデオカードATI Radeon 9600 Pro
 MacBook=Intel Core Duo/2GHz、メモリ1GB、ビデオカードIntel GMA 950
 OS、表示モニタはいずれもMacOS X 10.4.8、EIZO S2111W

・OSの起動時間
 G5=48.3秒
 MacBook=31.9秒

・Photoshopの起動時間(ツールパレット表示まで、OS起動後1回目)
 G5(CS2)=25.3〜32.1秒
 MacBook(CS3)=18〜19.6秒

・Photoshopの起動時間(同、OS起動後2回目以降)
 G5(CS2)=6.0〜6.4秒
 MacBook(CS3)=3.2〜3.7秒

・ファイルオープン(Photoshop起動時、6.6MB、1回目)
 G5(CS2)=3.7秒
 MacBook(CS3)=4.4秒

・ファイルオープン(Photoshop起動時、6.6MB、2回目以降)
 G5(CS2)=2.1〜2.2秒
 MacBook(CS3)=1.8〜2.3秒

・複数ファイル同時オープン(Photoshop起動時、13点計11.2MB)
 G5(CS2)=9.2〜9.9秒
 MacBook(CS3)=9.7〜10.7秒

 携帯電話のストップウォッチを使った目視での計測なのでかなり雑だが、起動に関してはOSもアプリケーションも、明らかにIntel Macが早かった。しかし、アプリケーションが起動している状態でファイルを開くのはほとんど差がないばかりか、複数のファイルを同時に開く場合などG5のCS2の方が早い場面があった。軽いファイルだし、ビデオカードの違いもあるかもしれない。
 アプリケーション起動もファイルオープンも2回目以降の方が早いのは、キャッシュが働くからなのだろう。これまで、一度起動すればたいがいはそのままだったので、気づかなかった。
 評価については何とも言えないが、ひとつの参考データになれば幸い。

(記:2007/01/06)



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