[えでぃっとはうすのときど記]

卓上日記2007

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 僕は「卓上日記」を愛用している。日めくりになったメモ帳のようなものだ。確か前の職場で使い始めたと思うから十数年、いや20年近くになるかもしれない。フリーになってからも取引先からもらったものを、いわゆる「替玉」だけ替えて使い続けていた。

 手帳タイプは近年、まったく使っていない。電子手帳もiCalも使わない。ようするに、手帳に書き込むような予定がないわけ。
 いやもちろん、毎日は「作業」で埋まっているし、取材や打ち合わせ、約束などの予定は入る。だから以前は小さな手帳を使ってはいた。けれども1年が終わってみると、ほとんどのページが空白に近い状態のことが多く、いつの間にか使わなくなってしまった。
 予定が入れば何かにメモするか、携帯電話のカレンダーにメモして、最終的に「卓上日記」に書き込んでおく、というのがこの頃の定番。仕事の管理はずっとファイルメーカー。その他取材などで必要があれば、エクセルで臨時の管理表を作る。僕の場合はこれで十分なのだ。

 さてここ数年、替玉を買うのは年末年始で田舎に帰省した折になっていた。書店や量販店の書籍コーナーなどにある。これは替玉も含め、ISBNコードがついた、れっきとした書籍なのだ。
 ところが今年は、どこでも替玉がすっかり売り切れていた。京都に帰ってからも、近所の書店などありそうなところをいくつか回ったが、いずれも並んでいるのは手帳タイプのものばかりだった。ネット検索でも、たくさんヒットはしたが「在庫なし」が続出だった。

 版元サイトも見つかった。自分では意識していなかったが、振り返るとここ数年「博文館」の替玉を買っていた。版元ならば確実と思って注文しようとしたら、メールを送るタイプだった。ショッピングカートに慣れるとちょっとわずらわしい。
 結局さらに検索して、ようやくジュンク堂書店で台付きセットの在庫を見つけたのだった。替玉は皆無だった。
 それがようやく届いたので、さっそくセットして、予定を少し書き入れたところだ。

(記:2007/01/08)



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