[えでぃっとはうすのときど記]

Apple keyboard の caps lock

 僕は基本、デスクトップ派だと思っている。もちろんノートも使っているが、それも外部モニタ、外部キーボード、マウスも使って、まさしくデスクトップ環境にしている。最初のノートが小さかったせいもあるが、ノートとだと画面も小さく、キーボードもなんだか打ちにくいと思っているからだ。

 ところがしばらく前、長く使っていたキーボードの一つが、一部キーの接触不良で不便になった。考えてみればiBookを買って以来約7年、先日のMacBook Proまでノートしか買っていなかった。それより古いデスクトップマシンについてきていたキーボードがくたびれてくるのも、無理はないわけだ。

 そこで買い換えようと、Appleストアでキーボードを探した。テンキー付きのApple Keyboardが安くていいのだが、キー配列を拡大して見てみるとcaps lockキーが右側についている。それはないやろ、と思って別をさがすと、ワイヤレスKeyboardだとノートと同じでcaps lockは左だ。Bluetooth接続のテンキーもつけられるようだが、セットで買えば値段がApple Keyboardの倍以上だった。

 しばらく考えたが、結局Apple Keyboardを買った。ためらったのは、たまたまcaps lockキーが長年なじんだ文字種変更のショートカットにからんでいたからだが、この際また慣れればいいか、と思ったからだ。なので、別のショートカットにしてある程度練習してから買ったのだった。

 買ってみると、浅いストロークのキータッチが気に入った。
 ふり返ると、ワープロ専用機を使っていた20年近く前、当時の東芝「ルポ」のキーボードはかなり薄く、ストロークも浅かった。Macのキーボードの深いストロークは実は負担だったのだが、そのうちに慣れてしまい、ずっと使い続けてきていたのだった。
 でも、少し使うと昔の感覚がよみがえるのか、やっぱり浅いストロークの方が指に楽だと思える。

 とはいえ複数のマシンで、caps lockキーの位置が違うキーボードを使うのは、どうしても混乱する。commandキーやoptionキーの位置がずれるので、ショートカットもよく間違えるようになった。アイテムをコピーしたつもりでできていなかった、なんてことも頻発した。
 そこで先日買い足して、全部Apple Keyboardにしてしまった。慣れるのはこれからだが、環境を揃えるのが無難だろうと思ったからだ。

 このApple Keyboardはもう数年前から登場しているものだが、それにしても、なぜcaps lockを右に移動したのか、理由がわからない。スペースがないわけでもなく、左にあっても問題はないと思える。それに、ノートとデスクトップマシンでキー位置が違うことにもなるのに、だ。
 もしかしたらキーボード左側で、command、option、shift、controlという、ショートカットでよく使うかたまりからあまり使わないcaps lockを外し、複合キーを押しやすくするのが狙いなのだろうか。

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(記:2011/06/29)



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