iCloudショック
MacOS X Lion 10.7.2にアップデートしたら、Moblile MeからiCloudへの移行ウインドウが表示されたのでつい、深く考えずに手続きをしてしました。 いや、ちょっとは考えた。僕のMobile Meの利用は、主にiDiskと「どこでもMy Mac」だった。iDiskはサービスがなくなると聞いていたが、iCloud移行後も来年の6月までは利用できることをアップルのサイトで確認できたし、同じページで「どこでもMy Mac」もサービスに入っていることが確認できたので、移行に踏み切ったのだった。
ふり返ると、いくつかの段階のウインドウを経て「最初に、ご利用のデバイスをiCloud対応にアップグレードしてください」と出た時に気づけばよかった。が、「まだ最初なんかい」と一人で突っ込んだだけだった。 で、iCloudを使うMacはMacBook Proだけだし……、と思って「iCloudで使用したい全てのデバイスで必要なソフトウェアが起動しています」にチェックして「次へ」をクリック。その後も何回か「次へ」をクリックし、特に問題もなく無事に設定が完了した。
iCloudになってもiDiskが使えることは確認できた。しかし、ここでやっと気がついた。「どこでもMy Mac」が使えない。ウインドウから自宅のMacが消えたのだ。 たまたま実家に来ている。こういう場合、いつも「どこでもMy Mac」で自宅のG5にアクセスできるようにしていた。これで複合機の遠隔操作もしていたから、とても重宝していたわけ。 そうだった! デバイスは少なくとももう一つ、このG5があったのだ。しかも問題が、このG5にこそあった。古いPPCモデルだから、10.7.2はおろかLionそのものが動かない。おー、なんてこった……。 つまり、複数のMacが動くネットワーク上でLionは1台だけという僕の環境では、そもそもiCloudは利用できる状態ではなかったわけだ。
かといって、もはやMobile Meには戻れない模様だ。iCloudでサービスを提供していないiDiskなどの経過措置でMobile Meにもサインインできているが、iCloudと重複するサービスは移行されて利用できない。これはiCloudをオフにしても同じだった。 冷静に考えてみれば、一つのアカウントで提供されるサービスなのだから、利用する全てのデバイスがそれに対応しているのは当然だ、とは思う。なぜそこに思い至らなかったのだろう……。iCloudの利用環境がLion 10.7.2以上という認識がなくて、Mobile Meが使えている環境ならiCloudも使えるのだろう、と勝手に思い込んでいたんだな……。
まあ、来年の6月になればMobile Meは使えなくから、遅かれ早かれ直面する問題なのだが、これを解決するには、たぶん自宅もLion環境にするしかない。その出費を考えると時期が悪い。 なので、ヒジョーにヘコんでいる。
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