ウイスキーにはまりそう
このところ、ウイスキーにはまり始めている。まだごく最近、数か月前くらいからだ。 とはいえウイスキーの世界はよくわからない。なので自分で買うのははばかられる。よってバーに行く。バーテンダーさんに「香りのいいウイスキーを飲みたいんですが、よくわからへんのです……」とお願いすると、いろいろなウイスキーを教えていただける。
そんなやりとりをしながら気がついた。バーテンダーさんはどこでも、なんだかうれしそうに教えてくださるのだ。なんだか張り切っているようにも見える。 その話を、数人の知人にした。すると──。
「ほんまは話したくてウズウズしてはんのや。そやし、どんどん聞いてあげたら向こうも喜ばはんで」 「そうやで。聞くのが一番やで。ええカッコして銘柄指定して頼んだりしたってあかんえ」
そうなんや……、と改めて思う。 思い起こせば、初めてバーに行ったのは20年近く前。メニューにならんだ洋酒を見てもチンプンカンプンだった。聞くにも聞けなかったが、しばらくしてバーでビールを頼んでもいいんだと知って、ホッとしたものだった。 つまり、バーで「わからないから教えてほしい」と言えるのに、20年近くを要したわけだ。なんだか感慨深い。
写真は先日教えていただいたスコッチ、「Glenfiddich(グレンフィディック/スペイサイド)」と「The Glenlivet(グレンリベット/スペイサイド)」。
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