[えでぃっとはうすのときど記]

MacBook Proのバッテリーを交換す

 MacBook Pro(13-inch, Early 2011)の安定が悪くなったと思ったら、ボディの底、ちょうどトラックパッドの左下あたりがモッコリ膨らんでいた。ネット情報などを調べてみると、どうやらバッテリーが膨張している模様で、これ自体は経年劣化によるものらしい。
 このタイプのバッテリーはもう、パックではなくて内蔵されている。以前HDDを換えたとき「バッテリーを取り外さないでください」という警告を見ていたから、自分ではさわれないと思っていた。とはいえ、アップルに修理に出すと5〜7日くらいはかかるという。それは困る…。

 しかし、ネットで情報を探すと、意外と簡単に、自分でも交換できるらしい。もう5年も使ってとっくに保証期間は切れているし、この際だから、自分で交換することにした。もちろん自己責任。
 MacBook Pro裏面の「Model No.」から「A1278」と確認。先のネット情報なども参考にして、アマゾンで対応するバッテリーと、取り外しに必要なY型ドライバーを購入した。バッテリーには互換品もあったが、ねじ穴などに微妙な違いがあるとの情報もあり、純正品とされているものにした。

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 さて、作業前のMacBookは、明らかにボディとモニタの間に隙間が空き、写真では見にくいが、底が浮いている。

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 裏ブタを外す際、バッテリー近くのネジには圧力がかかって重かった。ネジを外すにつれて、裏ブタも盛り上がってきた。フタを外すと、無残に膨れあがったバッテリーが現れた。
 バッテリーは、白丸印をつけた2か所のY型ネジを外し、白四角で囲んだコネクタを外せば取り出せる。新しいバッテリーを取り付けてフタを閉じれば作業は完了だ。純正なので位置もピッタリ。確かに簡単だった。

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 取り出したバッテリーは、最大21mmくらいの厚さになっていた。MacBook Proのボディの厚さが15〜16mm程度だから、ボディはもちろん、トラックパッドにも影響していたようだ。
 ちなみに、バッテリーには次のような警告が書いてある。

「取り扱いを誤ると火災ややけどのおそれがあります。取り外したり、分解したり、落としたり、ぶつけたり、火や100℃以上の温度にさらしたりしないでください。アップル正規サービスプロバイダで修理してください」

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 下が、バッテリー交換後のMacBook Pro。見た目にも元に戻って、とりあえずひと安心。

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 起動すると充電量は「0%」だったが、すぐに充電も始まった。いまのところ特に問題はないようだ。

(記:2016/08/19)



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