[えでぃっとはうすのときど記]

DIYで1階から3階まで有線LANにしイージーメッシュに

 田舎でのLANケーブルの埋設がうまくいったのに味をしめて、京都の事務所・自宅もこのほどDIYで1階から3階まで有線LANにした。無線LANのメッシュネットワークを構築するためだ。

 1階から2階まではたぶん20年ほど前、工事を依頼してカテゴリー5(上限100Mbps)のLANケーブルでつないでいた。しかしいまでは遅いからと、今年の春にルータを買い換えたのを機に2階以上は無線LANにした。たぶんこのケーブルがブレーキになっていたようで、それを使わなくなった最近では、有線LAN接続だと1Gbps近くのスピードも出るようになっていた。
 一方で無線LANは、中継器を3台使っていたが特に3階では遅く、しかもたびたび中継器の再起動を余儀なくされるなど不安定だった。

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 まず、使わなくなっていた1〜2階間のケーブルをカテゴリー6A(上限10Gbps)に交換した。古いケーブルを呼び線にできるから、作業は思ったより簡単だった。
 ケーブルはコネクタ付き20mを買って、切って使った。PF管があるから室内用。両端はこれまで露出タイプのモジュラージャックだったが、今度は埋め込みタイプにした。PANDUITのサイトに動画取扱説明書もあり、あらかじめイメージトレーニングして臨んだら、接続配線もわりと簡単にできた。

 2階から3階まではケーブルを新たに通す必要があった。ルートをいろいろ検討し、親子電話用の電話ケーブルを通している「大穴テレホンガイド」と呼ばれる穴(写真のコンセントパネルの真ん中の穴)から壁中に入れ、エアコンの穴から外に出して3階に上げ、いまは使っていないテレビのケーブルを抜いてそこから室内に引き込んだ。

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 PF管は使わずに屋外用ケーブルにして、15mのコネクタ付きカテゴリー6Aを買った。片方はそのままハブにつなぎ、もう片方は切って配線し、末端に露出タイプのモジュラージャックをつけた。おかげで古いテレビケーブルの穴が活きた。古いネジ穴等は補修用壁紙でふさいだ。

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 これで有線LAN環境は1階から3階まで同じになった。
 メッシュネットワークにはバッファローの「イージーメッシュ」機能を利用した。家中のWi-Fiを簡単にカバーできる仕組みらしく、中継器は有線接続でもOKだという。それを知ったのが、3階まで有線LANを伸ばす動機だった。
 1階のルータをイージーメッシュのコントローラに設定し、中継器モードにした2階の無線LANルータと3階の中継器をそれぞれエージェントに設定した。
 こうして、各階1台の無線ステーションで家中がおおむね同じ無線LAN環境になった。以前に比べると2階で2〜4倍、3階だと10倍以上のスピードになった。

 なお、LANケーブルの配線に資格は必要ないが、電気や電話には資格が必要で、DIYでできる範囲は限られているから注意が必要。こちらが参考になる

(記:2021/11/25)



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