[QuarkXPress奮戦記 vol.5]

段落書式とスタイルシート(1)

■スタイルシートの便利・不便利

 QuaukXPressのスタイルシートは、便利なんだけど不便利でもある機能のひとつだ。
 スタイルシートには「文字設定」と「段落書式」「段落罫線」、そして「タブ」を設定できる。同じ操作を何度もしなくてもいいというのはとても便利で、私はかなりお世話になっている。
 だけど、スタイルシートに登録できるのは、すべて段落単位ばかりというのがどうもいただけない。同じ段落の中で一部だけフォントが違うなどという例はよくあることだから、文字単位の設定情報をスタイル登録したい。特に「縦組み中の文字回転」なんてのは、ぜひとも登録可能にしてほしいところだ。
 と思っていたら、考えることはみな同じらしくて、QXToolsというXTensionに文字単位でスタイル登録できるものがあった。さっそく試してみたら、文字単位でのスタイルはポイント単位でしか登録できなかった。私は日頃から単位には「Q」を使用しているので、いちいち換算するのも面倒だし、結局使っていない。
 それはそれとしてスタイルシートは、有効に使えばかなり効果的で、作業も快適に進むもの。私が使っていて、とりわけスタイルシートに登録して楽チンなのは次のようなものだ。

■「ノーマル」をカスタマイズする

サンプル

 スタイルシートには必ず「ノーマル」というスタイルがある。これは削除できず、特に何も指定しなければこの「ノーマル」スタイルが適用されるし、新しいスタイルはこれが基準になる。スタイルシートのダイアログで「新規」を選ぶと、「ベース」は「スタイル解除」と表示されるけど、よく見ると内容は「ノーマル」と同じだ。
 そこで、この「ノーマル」をカスタマイズして、よく使う基本的な設定にしておくとあとが楽だ。フォントやフォントサイズ、文字揃えや行揃えなどはカスタマイズしておいて損はないと思う。
 これを、QuaukXPressが起動し、ファイルを開いていない状態で設定すれば、その設定が記憶されて、以後の新規ファイルに適用される。
 むろん、これはスタイルシートに限らず、環境設定やH&Jほか、とにかくファイルが開いていない状態でも使用できるコマンドなら同様のことができるので、ぜひやっておきたい。


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