[ひとりごと(1997.11.19)]

Webページこそ本来のDTP?

 このところ、あるホームページのリニューアルを頼まれて、その作業にハマッてしまった。先週末は2日ほどドップリだったし、今日は朝からアップロードしたりして、こればっかり。
 しかも、日頃のDTP作業だとついつい「休憩」と称してネットサーフィンにいそしんだりしているが、この場合は気がつけば半日たっていたというくらい没頭していた。

 なぜこんなに集中できるのだろうかと考えてみた。
 直接的には、納期が迫ってきたというのがひとつある。なにしろ2週間ほどほったらかしていた、いや構想を練っていたこともあって、作業を始めたのは初校納品3日前だったという事情はある。
 しかしそればかりではない。作業が面白い。なぜ? いろいろ考えてみると結局、自分の手元で作品が完結する楽しさがあるのではないだろうか。

 今の私の作業環境では、画像データなどは高解像度スキャナで読み込み直してもらわねばならないし、MOでのデータ納品だから、出力して印刷して製本するなど、完成までにはまだたくさんの工程を経ることになる。完成品を見たらイメージが違っていたということもある。

 だけれども、Webページは自分のところで作ったものが、まったくそのままINETにアップロードされる。基本的に、手もとのブラウザで確認したものと同じだ。それなりに気に入ったものに仕上がれば、なにやら充実した満足感というやつを得られるわけだ。
 考えみれば、これこそ本来のデスクトップパブリッシングではないかと思ってしまった。

 くだんの仕事は現在先方で検討中、もう少しで完成だ。ちょっと気に入っているし、仕上がったら「作品選集」のページにアップしようっと。

(記/1997.11.19)


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