[えでぃっとはうすのときど記]

ギガビットのインターネット

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 豊岡事務所で味をしめて、京都の事務所もインターネットを光にした。混んでいると聞いていたが、申し込みから設置まで3週間ほどだったので、思ったより早かった。
 ちょっと欲を出して1ギガコースにした。でもよく考えてみたら、ルータもハブも100メガ用だった。解説書を読むと「もし1ギガコースをご利用で通信速度が100Mbps以下の場合は、通信機器すべてが1000BASE-T対応の機器かどうかを確認していただく必要があります」とある。いささかブルーになった。

 そこで実験をしてみた。光のモデムにMacBookを、ルータもハブも通さずに直接LANケーブルでつないでみたのだ。すると、モデムには1ギガでの通信を示す濃いグリーンのランプがついた。MacBookのシステムプロフィールも、ネットワークは1000BASE-Tと表示されている。確かに1ギガの通信環境になったわけだ。
 この状態で、いつもの測定サイトで測定してみた。

eo光(1ギガコース)Intel MacBook(直接接続)
受信時間 = 0.719 秒
平均速度(バイト/秒) = 4.172 M バイト/秒
平均速度(ビット/秒) = 33.38 M bps

 以前のCATVは7Mbps台だったから4〜5倍近い速度だが、1ギガどころか100Mbpsにもほど遠い。何度か繰り返しても、上記がベストな数値だった。ほんの少し、実際にも100Mbps以上になるのかと思ったが、見事に覆された。
 続いて、100BASEのルータとハブを介したいつものLAN環境でやってみた。もちろんモデムは100メガでの通信を示す明るいグリーンになり、MacBook側も100BASE-TXとの表示に変わった。

eo光(1ギガコース)Intel MacBook(100BASEルータ・ハブ経由)
受信時間 = 0.675 秒
平均速度(バイト/秒) = 4.444 M バイト/秒
平均速度(ビット/秒) = 35.556 M bps

 なんと、少しだがこちらの方が早い。何度かやると38Mbpsくらいまで出た。ちょっと不思議だ。
 豊岡の100メガコースがだいたい20Mbps台だったので、それに比べると平均して10Mbpsくらい早いようだ。これが100メガコースと1ギガコースの違いなのか。もちろん、ひと昔前のことを考えればきわめて大きな違いなのだが……。

 結局わかったのは、解説書に言う「通信速度」は機器の環境としての速度のことで、実際の速度ではないということ。そして、さしあたりルータもハブも現状維持でよいということだ。余裕のある時に変えていけばいいと安堵した。
 しかし、そう割り切ればやっぱり早い。とりわけ、上りと下りで同程度の速度が出るのがうれしい。たまたま15MB近いデータをアップロードしたが、これまでだと数分かかっていたものが、4分の1近い30秒余りで終わった。感激。

(記:2007/08/04)



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