MacBook Proを買う
MacBook Proを買った。予算の制約に加え、基本的に外部モニタ、外部キーボードを利用するからサイズは小さくてもよく13インチ、2.7GHzデュアルコアIntel Core i7モデルで、せめてとメモリを最大の8GBに拡張した。OSはMacOS X 10.6.7の64bit版だった。
5年ぶりだ。前のMacBookはよく使ったものだと思う。この間に容量拡大のためのハードディスク交換、メモリの増設をしたほか、トラブルなどによるメモリ交換、電源アダプタ交換、バッテリー交換をそれぞれ1回ずつ行った。OSは10.4から10.6.7へと、たぶんハード的に64bit版に対応できなかった以外は、常に最新を追いかけていた。 とはいえMacBookの最初のモデルだったからメモリの最大が2GBで、特にParallelsでWindowsなどを動かそうものなら、かなり辛い状態だった。
AdobeのCSシリーズもInDesignだけはCS4にしていたが、PhotoshopもIllustratorもCS2で、最新バージョンとは3バージョンの開きができてバージョンアップ料も高くなってきていたし、常にメモリを気にしながら動かしていた状態の上に、もはやインテル環境でしか動かないとなれば、CSを更新するためにもマシンの更新が求められる状態に追い込まれてきていた。 もとよりもっと早くマシンもソフトも更新したかったが、ずっと使い続けていたのはひとえに余裕がなかったからという理由につきる。このところやっとつかの間の余裕ができたので、この間に一気に更新してしまおうと考えた次第だ。
新しいMacBook Proに、移行アシスタントを使って旧MacBookから大部分の環境を移行できたのは助かった。シリアルナンバーの再登録やアクティベートのやり直しが必要な場合はあったが、再インストールすることを思えば雲泥の差だった。 メールも、旧MacBookのメールからメールボックスを読み込めた。読み込んだメールボックスを以前と同じ位置に移動することで同じ環境を再現することもできたから、連続性も確保できた。
iTunesのデータ移行もあちこちのサイトに情報があったが、一番簡単そうなアップルの情報「iTunes:iTunes ライブラリを外付けハードドライブにコピーしてバックアップする」を参考にした。 まず旧MacBookのiTinesのライブラリを統合し、ミュージックフォルダ内の「iTunes」フォルダを外部ディスク、僕はTime Capsuleのディスクにコピーした。次いでそれをMacBook Proのミュージックフォルダにコピーし、optionキーを押しながらiTunesを起動する。すると「iTunesライブラリを選択」画面が表示され、そこで新しい「iTunes」フォルダを選択すればOK。これで旧マシンのiTunes画面が復元された。 とても簡単で、これなら外部ディスクを経由せずに直接コピーしてもいいのではないかとさえ思えたが、どうなんだろうか。
少し不安だったparallelsのデータ移行も簡単だった。旧MacBook内ユーザ→書類→parallelsフォルダ内にある仮想マシンのファイル、僕の場合は「Windows XP.pvm」をそのまま新MacBook Proの同じ位置にコピーするだけだった。これで仮想マシンとしてコピーしたマシンが選択可能になり、そのまま起動できるようになった。これもとても簡単だった。 割り当てるメモリやハードディスクの容量も増やした。動きも明らかに速くなった。単純にうれしい。
というわけで、ほとんどストレスなく新しいマシンに移行できている。いまのところ唯一の誤算は、eoモバイルのUSBデータカードが10.6の64bit版に対応していなかったことだった。 問い合わせると、残念ながら対応は32bit版のみで、買い取っている機種の変更もできないらしい。実際に利用しているイーモバイルには64bit版対応機種があるというのにだ。
もはやとやかく言うつもりはないが、問い合わせに対する返信メールでは、サイトURLを示して32bit版のみの対応とアナウンスされていたことを指摘していた。 しかし僕はこれを知らなかった。僕が契約したとき、10.6は出たすぐの頃で、そもそも対象外だった。それはこのときど記でも書いている。いずれ必ず対応するはずとの思いで契約していたわけ。 それが32bit版だけになると思いもよらなかった次第だが、いずれにせよ対象外と認識しながら契約しているのだから、ま、仕方ないか。
とはいえ、最低利用期間の2年に満たないから解約するのも損。併用できるeoモバイルWi-Fiスポットサービスを利用するか、無料の無線LANサービスを利用するか、あるいはそれらだとエリアがまだ広くないからこの際別に無線ルータ通信のサービスを利用するか、どうしようかと思案しているところだ。
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