よく使うコマンド&ショートカット(3)
■EPSファイルでページ保存
ファイルメニューの「EPSファイルでページ保存」コマンドは、一度作成したページのリサイズなどに有効だ。私のところではとりわけ、四苦八苦して作った表をいとも簡単に「もう少し小さくして」などと指示された場合に、とても威力を発揮している。
これは要するに、QuarkXPressのドキュメントのあるページを画像として保存してしまうコマンドだ。画像だから、それをQuarkXPressのドキュメント上に読み込んで、好きなようにリサイズできるというわけだ。
実際、あるデータを流用して新しい紙面を編集するという例はよくある。しかし、まったくそのまま使えるという例はどちらかというと少ない。そこに同じデータがあるのにまた一から作るのかとガックリしそうになったら、このコマンドを思い出すと一気に気分が明るくなるものだ。
こうした場合、私はまず、該当するデータを新規ファイルにコピーする。これは、そのままドラッグすればいいから簡単だ。その上で、内容的な訂正があればそれを行い、QuarkXPressのファイルとして保存する。それから、そのページを「EPSファイルでページ保存」するわけだ。
QuarkXPressのファイルとしても保存しておけば、その後に校正が入った場合でも大丈夫だ。そのファイルを訂正して再び「EPSファイルでページ保存」をし、再読み込みすればよい。こうしておかないと、せっかく楽チンでリサイズしたのに、訂正できなくて泣きを見ることにりかねない。
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