数式との格闘(4)
■ルート
ルートもよく出てきたものだが、これはトラッキングで詰めるというごくオーソドックスな方法で対応した。
本文は13Qだったが、ルート記号のみ15Qにし、トラッキングで「-120」程度にしたのが下のサンプル。一つ作ったら、それをコピーして数字部分のみ入れ替えるという実に原始的な方法で作業した。
1桁の数字であるうちは別になんということもないが、ルート記号の中が2桁以上なったり式になるとちょっと困ることになる。その場合は、上付きのラインでつないだ。これまた下のサンプルのようにトラッキングで詰めるという原始的対応だ。
つないだラインとルート記号との間で違和感がないか心配したが、最終的な印刷でも問題なかった。
実際には、ルート記号の中に分数やルートが入るケース、ルート分のルートという分数などさまざまなケースがあったが、基本的にこの方法で対応できた。もちろんそれぞれに調整が必要だが、ひとつひとつをIllustratorで作るよりも手間は省けるように思う。
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