[QuarkXPress奮戦記 vol.28]

QuarkXPress4.1とPDF(2)

■LaserWriterなら問題なし

 それまでPDF作成にLaserWriterプリンタドライバを使うことは考えたことがなかったが、ここに至ってやってみることにした。
 実はLaserWriter8.7だと「印刷」ダイアログは何の問題もなく、1〜2秒で表示される。これは以前に「DTPフォーラム」で教えていただいたので、印刷にはこちらを使用していた。「プリンタフォント」タブでの全フォントの「ポストスクリプト印刷」オンの操作も、やってみたら約30秒で完了した。
 これが本来の姿であるはずだから何も驚くことはないのだが、私は素直に「おお!」だった。しかもこれなら、3.3で「Printer Fonts」を外してアプリケーションを再起動することに比べても、時間的には早いと思う。つまりLaserWriterを使うならば、「プリンタフォント」の扱いに関する問題は何もないということになる。
 こうなったらPDF作成にLaserWriterを使わない手はない。もちろんやってみても、何も問題はない。ただ、「Adobe PDFの作成」のようにドキュメントから直接PDFを作るというわけにはいかず、PSファイルを書き出してDistillerにかけるという手順を踏まねばならない点に不満が残った。(※訂正あり。11/7追記へ
 そんなわけで、さらによい方法はないものかと思っていたとき、「QuarkXPressユーザーのみなさまへ」という手紙がソフトウェア・トゥーから届いた。

サンプル

LaserWriter8.7プリンタドライバを使い、「プリンタフォント」タブで全てのフォントの「ポストスクリプト印刷」をオンにする。もっとも、ここでコマンド+Aは効かないから、最初のフォントをクリックした後、シフトを押しながら最後のフォントをクリックして全体を選択する。

(11/7追記)
 大変な間違いに気がついた。
 LaserWriterは「ファイルとして保存」オプションで「Acrobat PDF」フォーマットを選ぶことができた。このオプションを使えば、LaserWriterから自動的にDistillerを起動してPDFを作成することができる。もちろんジョブオプションの設定やフォント埋め込みもOKだ。よーするにLaserWriter8.7は、特にプラグインなど使うことなくPDFを作成することができるプリンタドライバだったのだ。ここに訂正しておきたい。
 これ、後述しているQX4.1の「PDF Filter」を使っていて、用紙サイズの扱いがどうも思うようにいかないので、プリンタのダイアログを開いて気がついたのだった。そういえば、自分でも以前に確認しておきながら、すっかり忘れていた。冷や汗ものだ。
 なんだ「PDF Filter」なんてなくてもいいやん、てなところだが、せっかくなのでこれももう少しいろいろ試してみようと思う。

サンプル

LaserWriter8.7の「ファイルとして保存」でフォーマットに「Acrobat PDF」を選べば、PDFの作成は簡単にできる。


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