SimpleTextでHTML
僕はSimpleText、つまりTextエディタでHTMLファイルを作っている。こう言うと、けっこうビックリされる。
それもそうだろう。なにしろ最近では、ワープロソフトなどでもHTML変換ができるし、エディタもたくさんある。けれどもなかなか使う気がしない。初めてHTMLファイルに挑戦したのは、このWebページをオープンした去年の9月だった。当時はまだHTMLエディタは少なかったし、あっても値段が高かった。仕方がないからSimpleTextで、インターネット関係の雑誌を見ながらせっせと作り始めたわけだ。
やってみると、意外に簡単だった。ようするに開始タグと終了タグでテキストをはさめばいいわけだ。原則がわかれば、あとはどんなタグを使うのかということにつきる。ブラウザとSimpleTextを両方開いて作業すれば、出来上がり状態もすぐに確認できる。そして、これがけっこう早いのだ。
一度、ネットでダウンロードしたハイパーカードを使用するHTMLエディタを使ってみたが、恐ろしく遅かった。先日もNetscape CommunicatorのHTMLエディタを試してみたが、ブラウザの表示とエディタの表示はかなり違っていた。
だから、ちょっとした訂正ならSimpleTextでやった方が断然早いし正確だと今でも思っている。ただ、「こざいく」などには一連のHTMLファイルのバックグラウンドをまとめて変更できるなど、便利な機能があるのは知っている。これは実にうらやましい。このWebページでも数十のHTMLファイルがあるわけで、それらの全部を変更するなど、考えただけでもゾッとする。
それと、複雑な構成やページごとにパターンを変えるのも、はっきり言ってうっとおしい。だから、ファイルをコピーして内容だけ書き換えている。僕のページが比較的シンプルでワンパターンになっているのはこのためだ。ま、「パターンの統一」だと考えていただくと、少しは聞こえがよくなるかもしれない。今では、新しいソフトの操作を覚える方が僕には面倒になっている。それに、タグが理解できると得なことも少なくない。いいなと思ったページのソースを見て参考にできるのもそのひとつだ。
そんなわけで、いいソフトが登場してきても多分、僕はSimpleTextでHTMLしているのではないかと思っている。
(記/1997.11.6)
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