HTMLに便利な「ミミカキエディット」
このごろはテキストエディタでWebページのHTMLを書いているなんて人は少数派だろうと思われるが、僕はあいかわらずテキストエディタ派だ。おかげで、比較的簡単なタグばかり使った単純なページからなかなか進歩しない。
僕はこれまで、HTMLファイルをもっぱらSimpleTextで作成していたが、4月のはじめにTTTさんに「ミミカキエディット」を教えていただいて以来、すっかりこれが僕のHTML作成のメインソフトになってしまった。「ミミカキエディット」は上山大輔さん作の「主にC言語・HTML・TeXのソース書きを支援する機能を備えて」(上山さんの解説より)いるMac用のフリーソフトで、「DAISUKE Kamiyama Home Page」からダウンロードできる。
このソフト、僕にとって何がいいかと言えば、画面を見てタグが一目でわかることだ。たとえばこのサイトのトップページの一部は、「ミミカキエディット」のHTMLモードで次のように表示される。
見ての通り一目瞭然で、タグを書き間違えると色は変わらないから、タグの間違いを早くチェックできるのだ(一部に正しくても変わらないものもある)。
テキストエディタでHTMLファイルを書く場合、ブラウザで表示して思った通りにならなかったり、おかしな表示になった場合、その原因のほとんどはタグの書き間違いだろう。特に僕など英語にうといから、しょっちゅうスペルを間違えるという単純なミスをしている。これがエディタの中で早く解決できるのは大きな魅力だ。もちろん、ある程度のタグは自動で生成できるほか、マルチファイル検索などいろいろと便利な機能も備えている。こんな「ミミカキエディット」は、テキストエディタでHTMLファイルを書いている人におすすめのエディタのひとつだろう。
余談だが、テキストエディタについて僕は、インライン変換をしない場合のパフォーマンスにかなり重点を置く。特に原稿を見ながらの文字入力は、インライン変換より入力ウインドウの方が目線が一定するので、早く楽に入力できるからだ。
この点では「ミミカキエディット」も、インライン変換をオフにするとパフォーマンスがとたんに落ちる。だから文字入力用のエディタとしては不満だ。しかし幸いなことに、原稿を見ながらHTMLファイルを書くことは少ない。別に作成しておいたテキストデータを使用するか、直接書き込んでいく場合が多いから、ことHTMLに関しては、インラインか入力ウインドウかはどちらでもよいのだ。だけど、なぜ「ミミカキ」なんだろう???
(記/1998.4.22)
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