[ひとりごと(1998.12.15)]

G3カードがやってきた

G3カード2 G3カード1

 このほど念願のG3カードを手に入れ、7100/66AVをG3にアップグレードした。イケショップの通販で買ったSONNETのCrescendo G3 upgrade cardは215-225MHz、バックサイドキャッシュ512Kの一番安いタイプ。それでもなにせ元が66MHzだったのだから、ハッキリ言って見違える速度。ファインダが速い、コピーが速い、そしてWebページのブラウジングが速い。あと半年ほどで買って5年になる初代PowerMacが、まさに若返った感じだ。

 G3カードが届いたのは、徹夜明けの夕方だった。それまでボーッとしていたのが一気に目が覚めた。取り付けにやや不安をもってはいたが「よっしゃ、いっちょうやったろかい」というわけだ。
 目の前には箱が二つ。一つはG3カードで、もう一つはビデオカードとG3カードをつなぐ別売りアダプターだ。さっそく箱を開ける。予想はしていたが、説明書は全部英語。ま、ていねいな写真入りなのでなんとかなるようだ。はやる気持ちを抑えて、まずはその英語とにらめっこした。

 なになに、まずデスクトップを再構築する……、フロッピーを入れてファイルをインストールする……、そうすると機能拡張フォルダに二つ、アップルメニューに一つのファイルが入る、か。それからMacのパワーを落としてカバーを開ける……、なるほど。
 わからない単語は多いが、"Command and Option kyes"とか、"rebuild the Desktop"とくれば、日頃使っているものだけになんとなく理解できるからおかしい。

 さて、ファイルのインストールも済んでカバーを開ける。説明書に従って、ビデオカードを抜く。ビデオカードはPDSスロットにささっているが、ここにG3カードをさすわけだ。このあたりは写真を見ればわかる。
 しかしその前に、G3カードにアダプターの片方を接続。これが意外に固くてなかなか入らない。精密部品だけに、どの程度力を入れていいのかわからないのは実に不安なところだ。しかし、どうやらある程度の力で押し込むしかないようで、エイッと入れたら「パチン」とはまった。ふぅ〜。

 続いて、はずしたビデオカードをグリーンのボードに装着。これまた写真の通りにやれば簡単。それを三つあるNuBusスロットの真ん中にさし込む。で、アダプタのもう片方をビデオカードに接続するわけだ。これまた、壊れないかと不安になりつつ、パチンとはまった。
 これで基本的にOKなのだが、ビデオカードに着いているコネクタが匡体裏側のボードより少し奥まっているためか、カバーを閉じる前にモニタのケーブルをつなぐよう指示してある様子。で、そのようにしてカバーを閉じた。

 ケーブル類を全部接続し、パワーオン。バーンという起動音を聞いて「やった!」とホッとしたのも束の間、起動途中で、ありゃ?「Busエラー」?「PowerPC Interrupt Extension」がどうのこうのと言っている。
 最初にインストールした機能拡張ファイルにはロードしているようだったので、少なくともG3カードの装着そのものが原因ではないだろうと高をくくって、シフト再起動。たぶんG3では不要な機能拡張なのだと勝手に解釈して、機能拡張マネージャーで該当ファイルのチェックを外して再起動。うほっ、今度は無事に起動した。よっしゃあ。

 当たり前だが、モニタで見た目はこれまでと全く変わらない。しかしフォルダを開くと、速い! 試しにコピーしてみる。おお、速い。ブラウザを開く。おお、起動が速い。URLを開く。おお、ブラウジングが速い。
 インターネットは最近CATV回線にしたが、133MHz程度以上でないとその速さの恩恵が少ないと聞いていた。だからこれまでの66MHzではあまり速くなかったのだ。それが実に速くなった。うれしい!
 こうしてざっと1時間の作業が終わった。

 で、私がメモリ装着以外に初めてハードをカスタマイズした「作品」が冒頭の写真。左の写真のグリーンのボードが、ビデオカードを装着しているもの。その奥にG3カードがチラリと見える。右の写真は角度を変えて撮ったもので、茶色のケーブルの下になっている黒っぽいものがG3カードだ。
 よし、次は8500/120もG3にするぞ。しかし、金が……。

(記/1998.12.15)


GigaHit

[<<前回へ] [次へ>>]

[TOPページにもどる] [ひとりごとのDTP&MACのINDEXにもどる]

Created by Fumio Oguni
Copyright (c) えでぃっとはうすOGN 1996-1998

Email:ogn@ma3.seikyou.ne.jp